咬合治療 かみ合わせは物を食べたり、飲み込んだり、発音したりするのにとても重要です。上アゴの一番上は眼の内側に位置していますから顔の半分以上を上アゴと下アゴが占めています。下アゴは筋肉によって頭の骨にぶら下がっている状態で、下アゴは前後左右に自由に大きく動くのです。かみ合わせや左右の筋肉のバランスがくずれると下アゴは簡単にずれてしまいます。 |
Q:下アゴがずれるとどうなるのでしょうか? →顔にゆがみがでてきます (下図参照) →アゴに負担がかかり痛くなることがあります。 (顎関節症) →物がかみにくくなります。 年を取るにつれて食事に時間がかかり、飲み込みが悪く食事さえおっくうになってしまうのも、入れ歯が合わないだけではありません。奥歯が低いために、アゴを後ろにずらしてかもうとする事から起こるのです。アゴが後ろへずれてしまうと、かみにくく、食道、咽頭を圧迫し飲み込みも悪くなります。→特定の歯に負担がかかりしみたり痛くなったり歯槽膿漏も進行します。 きちんと歯を磨いているのに特定の歯だけが悪くなり、次々と歯を抜くことになってしまう大抵の原因は、かみ合わせにあると考えられます。→頸椎、腰椎に影響がでます。 従来の歯科治療ではかみ合わせはそのままにして、悪い歯だけを治してきました。その結果、『治しても治しても良くならない』『銀歯がしょっちゅうはずれる』『入れ歯がどうしても合わない』などの声が皆様より聞かれました。 |
治療の進め方 精密検査・かみ合わせ診断 あなたの歯型模型とレントゲン写真から、どのくらい下アゴがずれているかを詳しく調べます。 治療計画の説明(インフォームドコンセント) 治療内容、費用、期間を提示し、十分ご納得いただけるよう説明します。 リラクゼーション 下アゴをつり下げる筋肉をリラックスさせ下アゴの適正な位置を探します。 予備治療 リラクゼーションで得られた位置にかみ合わせを近づけるために歯を削ったり、かぶせ物をしたり、場合によっては歯列矯正を行います。 ※同時に歯槽膿漏、虫歯の治療も行います。 ※重度の顎関節症の方は、スプリントを装着し様子をみてから治療に入ります。 最終治療 最終的にここで良いという咬み合わせにするためにかぶせ物や入れ歯を入れます。 メンテナンス 定期的に咬み合わせの状態をチェックし、むし歯、歯周病の検査、予防を行います。 |